2009年8月30日日曜日

Bochs 2.4.1では動かず

「作りながら学ぶOSカーネル―保護モードプログラミングの基本と実践 ~ 金 凡峻」

のサンプルコードをBochs 2.4.1でトライするがプロテクトモードへの移行で動かず。著者の言うように、2.3.7にしないと動かないのかな? とは言っても割と初歩的なあアセンブリコードなんですが、Bochsの実装がまずいのか不明です。

ちなみにBochsのログにはこんなメッセージが出てます。

00014096220e[CPU0 ] exception(): 3rd (13) exception with no resolution, shutdown status is 00h, resetting

2009年8月29日土曜日

ネットブック市場?

シャープがNetWalkerなる製品を発売するようですね。予想価格4万5千円前後というと、Intel Atomのネットブック(格安ノートPC)メモリ2GBが買えてしまう値段。これに対して、NetWalkerはフリースケールのi.MX515, メモリ512MBで、Ubuntu, Firefox, OpenOffice。どれぐらいのサクサク感が体感できるのか、興味深深です。それにしても、ネットブック市場っていったいどれぐらいの市場規模が期待されているのでしょう?

2009年8月13日木曜日

コンパイラ自作本ブーム?

CPU自作本、OS自作本に続いて、コンパイラ自作本の出版が最近多いです。青木氏の本もその1つです。
この本では、JavaCCを用いて、C♭(シーフラット)というC言語を改造した言語のコンパイラを自作します。文体もごく普通で、だらだらと無意味な会話もなく、比較的ストレスなく読めます。ただ、決して易しい本ではありません。第一に、JavaCCを使うという時点で、Java言語をある程度実践で使ったことがあり(特に、Java1.5ですが)、コンパイルの対象がC言語の改造版だという時点で、C言語もそれなりに実践で使ったことがある、という読者を(意図してか、意図せずか)想定しています。第二に、構文解析、抽象構文木、コンテキスト解析、意味解析を学ぶのに、改造版C言語は実践的ではあるが複雑過ぎという点です(紙面の都合から仕方ないのかも知れませんが)。もう少し易しい言語で見通しをつけてから、C♭言語で実践するほうが理解がスムースでしょう。